葬式の知らせは突然に来るものです。それに合わせて日ごろから喪服を用意しているでしょう。それと一緒に身につけるものとしてバッグや靴・コートやハンカチなども準備して一緒に置いておくようにしましょう。葬式は悲しみの席です。
結婚式などお祝いの席以上に慎重にする必要があります。自分を魅せる場ではないので、服装だけでなくおしゃれの面でも抑えたファッションを心がけましょう。髪はすっきりとまとめるようにし髪飾りは極力避けるか黒いリボン程度にしておきましょう。アイシャドーやチークも薄く、ナチュラルメークを心がけます。
葬式の場に結婚指輪以外のアクセサリーはつけなくてもよいです。用意するとしたら真珠のみにしておきましょう。真珠はもともとはエリザベス女王がチャーチルの葬儀のときに着用してそれをまわりの貴婦人たちが倣ったことから起こった習慣です。真珠の粒が涙を連想させることも葬式の場にぴったりです。
ただ、真珠は付けなくてはならない葬儀の必需品ではなくつけても良い、というものなのでわざわざ用意する必要はないのです。注意しなければならないのは、和装はアクセサリーを着用しないのがマナーとされていますが、洋装の場合、ジュエリーをつけて初めて完成とされているので何かしらのジュエリーをつけるのが正式とされている点です。正式にドレスアップすることが故人や遺族への敬意を表現することにつながるのです。だからといってあまり華美なものや光り輝くデザインは避け、控えめな装いを心がけましょう。