自分の意思を葬儀に反映させるためには

自分らしい葬儀を行いたいのであれば、生前から依頼する会社を決めておくことが重要です。最近は病院で最期の瞬間を迎える人が圧倒的に多いようですが、この場合、残された遺族は手続きなどに右往左往することになり、葬儀の手配に故人の希望まで気を配ることは不可能です。その結果、多くの場合では病院から紹介された会社と契約し、従来からよく見られる形式の葬儀をあげることがほとんどです。そこの故人の希望を反映できる余地は残されていません。

そもそも悲しみにくれる遺族にそこまで負担させるのは酷というものです。ですから自分の望み通りの葬儀をしたいのであれば、生前から準備しておくことが非常に重要なのです。生前から準備できる方法としては遺言書の作成などがあります。遺言書を残しておけば、少なくとも遺族が故人の遺志を知ることはできます。

遺言書という堅い形式が苦手な人はエンディングノートを残しておくというのも一つの方法です。ただこの遺言書やエンディングノートでは、明確に故人の意思が反映できるかは不透明です。遺言書は形式が整っていなければ効力がなく、またエンディングノートにはそもそも法的な効力がない、あくまでも意思を伝えるだけのものです。遺族がそれに従うかどうかはわからないのが現実です。

そこでどうしても葬儀に自分の意思を反映させたいのであれば、生前に自らが会社と相談し、契約を結んでおくことが必要になります。最近は事前予約を受け付けているところもありますので、そのようなところを利用するといいでしょう。

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